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アームチェア

イギリス

オーク材

1900年頃

横幅：66cm　奥行：68cm　高さ：135.5cm(座面高50cm)

ダークカラーのアームチェアです。
それだけに生地の白色系の色とのコントラストが非常に印象的です。
生地自体は現地でのちに張替えられたもので、ローラアシュレイ(laura ashley)のもののようです。
私どもで張り替え生地を選ぶなら、白系はまず選ばないと思うのですが、そのセンスに驚かされます。
最初はびっくりしましたが、見慣れてくるとかなりかっこいいと思うのは私だけでしょうか。
同系色を選んで暗くなりすぎるよりはバランスが取れているようにも感じます。

こうしたお色やデザインのものは、イギリスアンティーク家具の中でもイギリス北部・スコットランドなどで見ることが多いデザインです。
このお品もそうしたところで見つけたものになります。
重厚さを感じさせる雰囲気ですよね。
長い年月を経たアンティーク家具が持つ、少し痩せて流木のようになった風合いも魅力です。
こうした風合いの出方はオーク材のものでよく見るものです。
絵本などで見る王様椅子のようです。
ツイストが多用されていますが、ツイスト自体に太さがあるので、これもまた重厚な雰囲気を強いものにしています。
彫刻部分は植物などをモチーフとした流麗なものです。
重厚さの中にも華やかさを感じるのはこの為でしょうか。
白系の生地とも合ってくれているのも、こうした雰囲気によるものかもしれません。
背もたれにはブドウの彫刻がされています。
繁栄や多産などの意味がある、人気のモチーフです。
この背もたれの透かし彫り部分の木材に厚みがあるところもポイントです。
透かし彫りは強度的には不安になることが多いのですが、これだけの厚みがあると安心感があります。
なかなかこの厚みのものを見かけないのは、装飾をするのがそれだけ大変だからなのでしょうね。

ひじ掛け部分が低めであるところもポイントです。
ダイニングテーブルにひじ掛けがついたものは少し高めのものが多く、背筋を伸ばして腕を休めるような感じです。
表記サイズこそ座面高は高めに見えますが、クッショントップでの計測で実際に座るとダイニングチェアよりはずっとゆったりとした座り心地です。
もも裏が当たるくらいの位置、座面手前側の枠部分にも少しクッション性があり、この部分で高さ44cmでした。
体重にもよりますが、座った場合のこの部分の高さは43cmくらいになる感じです。
座面部分のクッションは比較的深めに沈む座り心地です。

最上部の彫刻など背の所々にカケとひび割れ補修、生地に汚れ、所々にニスの白化がありますのでお写真でご確認ください。

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お掃除やワックスがけ、足裏のフェルトの貼り付けなども行わせていただいております。
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棚板の増設、座面の張り替えなど、ご要望がございましたら事前にお問い合わせください。

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